【年末の贈り物】ほんのきもちのほんのしおり　２　オシバナ派編

絵画についてはまったく不勉強で、
だれが〇〇派なのか、なにが△△主義なのか、
どうして★★アートというのかなど、ぜんぜんわかっていません。
ただ、世にはほとんど知られていない【オシバナ派】という
もしかしたら世界最古の一派が存在すると聞いたのです。

古くはアルタミラ洞窟やラスコー洞窟などにある
野牛やイノシシ・馬などの動物を中心とした壁画、
（すべての洞窟壁画ではありません、そのうちのごく一部です）
時を経て、パピルスに描かれた古代エジプトのファラオたち、
（全部ではありません、そのうちのほんのわずかです）
それらにオシバナ派の発生と歴史を見ることができるようです。

その後は芸術美術の隆盛に押されて
永く忘れられた存在となっていましたが
近年になりお笑い芸人や日本人メジャーリーガーが描く絵に
その片鱗が見られるのではないかと噂もあるやらないやらです。
とはいえ彼らがオシバナ派の流れをくむ作家なのか
それとも単なる偶然なのかはわかりませんけれど。

ではオシバナ派の大きな特徴はなにかというと、
野花や草木を新聞紙に挟んで重しを乗せて乾燥させると
オシバナができあがるように、
野牛やイノシシ、ファラオやピッチャーを
大きな大きな新聞紙で挟んで重しを乗せて乾燥させたかのような
単純明快かつ平面的な図柄であることです。
元々は文字としての役割を持っていたためか、
細くシンプルな線で輪郭のみを一筆または数本で描きます。
動物は左向き、人物は正面向きであることが多く、
例外的にタヌキは二本足で正面向きに立つこともある、
などいくつかの決まり事もあります。

ただ、オシバナ派の多くは絵の題材（人や動物・物体）が
重なり合うことを好ましく思っていないようです。
たとえば司会のホトちゃんが
「次のお題は『自転車に乗るファラオ』」と言ったとしましょう。
と、とても軽快に走るとは思えないいびつな自転車らしき物体と
まったく装飾も威厳もない鳥人間のような人物は
どこが足なのかペダルなのか混然と重なり合って
イカせんべい状態な絵ができあがってしまうのです。
オシバナとイカせんべいではまったく別物です。
オシバナは心を満たし、イカせんべいは小腹を満たします。

結局のところオシバナ派と絵心ない芸人との違いは
オシバナ派であることを自認しているかどうかのようです。

ということで
【ほんのきもちのほんのしおりその２】は
オシバナ派の絵入りで、３枚セットでの販売です。
ただし作者は匿名を希望しています。
とはいえバンクシーでないことだけは確かです。
名を秘すのはハジカクシーと思ってのことなのかもしれません。
信じるか信じないかはあなた次第です。

サイズ幅40mm×長さ100～120mm（革リボンを除く）

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癒しの絵入り『ほんのきもちのほんのしおり』をご注文の際は
ご希望の品番号をご指定ください。
１セット３枚での販売です。
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